日本で最も古いチーズケーキって!?
実は戦後から!
明治時代ではチーズケーキは受け入れられなかった?
明治時代にもあったチーズケーキですが、やはりその当時のものは人気がなかったらしいです。
はてさてそれはどんな形で、どんな味だったのでしょうかね?
そして人気がなかった事には一体どんな理由があったのでしょうか??
昔の文献によると、名称は『ライスチースケーキ』と言うそうです。
ライス???
そうです!その名前から推測されるように、今のチーズケーキとは全く違い、ライスとチーズが融合していたもので、当時の日本の人にはその取り合わせが合わなかったようです。
なんとなく気持ちはわかりますよね。ライスと乳製品・・・ パッと聞くと、あまりおいしそうなイメージがありません。それどころか食い合わせがすごく悪そうですよね。
このチーズケーキを食べてみた方はかなり勇気があったんじゃないかなと思います。
それから時が経ち、だいぶ馴染んだのは戦後になってからという事です。
まぁ、そうですよね。ライスとチーズは今でこそいろんな料理法によりおいしい食べ方がありますが、昔の、しかもデザートとしては正直あまり・・・。
馴染んでいったチーズケーキは、今で言うところのベイクドチーズケーキやレアチーズケーキだそうです。その味なら日本人の間でも受けるのは想像できますよね。
時代が変わっても、おいしいものは、ず~っとおいしいですから。
しかし、正式にレアのタイプのチーズケーキが浸透されていくのはもっと先の話のようです。
『レア』という言葉から、生ものというイメージもあるので、浸透するのに時間がかかったのもなんとなくうなずけます。
まずは柔らかいカッテージチーズというものが紹介され、新たなケーキの素材として、チーズが注目されはじめました。
これにはもうひとつ理由があります。『冷蔵庫』というものが使われはじめたのです。
新しい食材の保存方法ができたことから、食生活もだいぶ変わったのではないでしょうか?
今となっては家庭にもどこにも欠かせない存在です。
そして昭和40年付近に東京ではレアチーズケーキが、そして神戸ではベイクドチーズケーキが売られはじめたのです。
当時、販売されはじめた当初のチーズケーキを是非とも食べて見たいもんです。
今ではどこに行っても手に入るチーズケーキですが、当時の人からしたらプレミアものでしょうね。そんな味を感じてみたいもんです。
こういった歴史を経て、日本にもあのおいしいチーズケーキが流行りはじめたんですね。